萱野高原 2018.4.17
                                  萱野高原 2018.4.17

 恒例4月1日開通の八甲田「雪の回廊」へ春スキーの上り階段偵察へ。1,040mの「笠松峠」付近の積雪7mで気温6℃、路面はドライ。先日までのスパイクタイヤ走行も、本日は快適そのもの。コロナの影響長引き、通行車両殆ど無く春スキーに期待。

 

八甲田の迷い猫「捕獲大作戦」

 晩秋の八甲田・蔦沼は、日本一の紅葉のスポットとして全国からカメラマンが集う。

10月25日、家族で紅葉狩りと温泉に浸って感動の帰路、沢のU字溝をチョロチョロ走る子猫と遭遇。何とか保護と思ったが気になるまま当日はそのまま帰宅。 楽しいはずの紅葉狩りも一瞬にして冷め、夕食も進まない。八甲田は降雪の為、11月中旬から幹線道路以外、封鎖されるので捕獲なら早い方が…。

 家族も心配が募り無口状態。幸い私はリタイヤして11年の自由な身。翌日から朝と夕方、愛車に捜索用のアシスト自転車とエサを積み山中に。情報を収集する内、道路沿いに3km程の行動範囲が分かってきた。

 マタタビ焚きやエサ場、捕獲器を各二ケ所設けた4日目、草むらから子猫が顔を。急ぎエサを与えようとするが警戒し近寄らない。 しかし、大声で呼ぶと遠くから走り寄り、恐る恐るだが手元からエサを取る程に。猫缶二つとクッキー平らげた後、キタキツネの様にヒョイと飛び跳ね野ネズミを捕る仕草は野生そのまま。

 日に日に白く変貌する八甲田山頂を気にしながらエサやり2週間、万を期して捕獲作戦へ。 特製の塩ビパイプ捕獲(2m×2m)を地面に置き、園芸用に保管のモミガラで覆いカムフラージュ。 手元のエサに気を取られてるスキに、一気に揚げると網のポケット部分にスッポリ。 飼い猫だったらしく、一時激しく暴れたものの、車中では穏やかな眼に。

 帰宅し直ぐに「イクラ」と命名し「ゴマ」「ゆず」「ウニ」の先輩三匹と対面。八甲田の銀嶺臨める二階八畳間の空室に落ち着く。

 今夜からは寒さも空腹も、何より熊の遠吠えに怯える事も無い。検診でオス、一歳位と判明。二ヶ月経ち食欲旺盛で、

先輩猫追い越し一番の大柄に。野生から覚めないのか? 24時間動き回り、家族の寝不足もピーク。しかし、スキーほか、一年中お世話になってる八甲田。「イクラ」が我が家でノンビリしてるからこそ、今日もカンジキ履いて登山に!

 

「週間朝日」2020年4月10日号に掲載された!!
「週間朝日」2020年4月10日号に掲載された!!
            「犬ばか猫ばかペットばか」123ページ
            「犬ばか猫ばかペットばか」123ページ

 補助バッテリー持参も「城ケ倉温泉」で1本目空に。予定の展望駐車場に到達も、帰路も上り坂続き自宅到着で20%切る残量。山岳ライドは80km内走行の良いテストだった。

 紅葉終盤ながら混雑を避ける為、時計回りとした。次回は反時計回りでバッテリー残量を比較してみたい。時期的に標高800m超えると防寒対策必要。又、落葉で滑りやすい路面状態が続く。

                                                                            「酸ケ湯温泉」
                                                                            「酸ケ湯温泉」