融雪が始まった頃に山頂から臨む「小金沢林道」は、柔らかな日差しにゆったりとした登りで優雅でさえある。一度は通ってみたいと思っていたら、オートバイのHPに「危険んで詳細分からず」とあった。下調べも済んだ午前10時、小粒の雨も上がりルンルンで出掛け3km先の「滝」まで到達。何と優美な大滝と、ゆっくり眺め本道に戻る。ところが、そこから下山口まで急登ジグザグ、深いヤブ、やっと見える道筋を辿り沢を何度越えた事か。マップのイメージとは全く違う形相、おまけに小枝がチェーンと泥よけに絡み付くは倒木が遮るわで「インパール作戦」の悲しき敗残兵状態。行けども行けども鞍部に出ない。先程のチェーンが本体のビスに干渉して食い込み、携行の工具では万事休す。重いアシストを引きずりながら漸く「沢山地区」到着。家族にお迎え要請し悪夢の、しかし、いつもの「達成感」が沸々と疲労感をぬぐい去る。もう一度、素晴らしい滝に詣でるゾ!!

山中に広い岩盤を流れる大きな滝が。ここまでは自転車で行ける
山中に広い岩盤を流れる大きな滝が。ここまでは自転車で行ける